子供と料理・食育

【子供に料理を教える方法まとめ】兄弟がいてもステップアップ方式ならカンタン

【子供に料理を教える方法まとめ】兄弟がいてもステップアップ方式ならカンタン

子供が料理を作ってみたいと言いはじめたけれど、

「まだ小さい下の子が「私もする!」といったとき、何をさせたらいいのか分からない。」

「兄弟両方とも初めての料理だけどどう教えたらいいかわからない。」

と悩んでいませんか?

この記事では、子供に合ったSTEPの作業をさせるだけで、カンタンに料理を教えられるステップアップ方式をご紹介。

同じ年齢でもできることに差があるので、子供基準で料理を学び、子供だけで楽しく・安全に料理を作れるようキケンなことはしっかりと教えましょう。

子供と料理をすると、一人で作れた達成感で料理に興味を持つだけでなく、食育までできますよ。

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子供に料理を教えるときにステップアップ方式をおススメする3つの理由

子供に料理を教えるときにステップアップ方式をおススメする3つの理由

子供に料理を教えるときに、ステップアップ方式をおすすめする理由は3つあります。

【子供にステップアップ方式で料理を教える3つのメリット】

  1. イライラせずにこどもと楽しく料理ができる
  2. 兄弟のケンカをなくして集中力UPできる
  3. 食育楽しみながら調べる力がつけられる

今まで子供に料理を教えるときにイライラしたことがある方は、ステップアップ方式で楽しく料理を教えてみましょう。

イライラせずにこどもと楽しく料理ができる

子供に料理を教えるうえで一番大切なことは、「期待をしないこと」。

年齢を基準にして料理を教えると、何歳だからできると期待をしすぎてイライラしてしまうので、子供のできることを基準として考えるステップアップ方式がおススメ。

カンタンなものからチャレンジし、できたら次の段階にステップアップしていくと、イライラすることなく楽しみながら料理を教えることができます。

兄弟のケンカをなくして集中力UP

子供に料理を教えていると「自分がする!」とケンカがおこりやすいですが、ステップアップ方式なら一人一人の作業がしっかりあるのでケンカをふせげます。

同時期に料理をはじめたなら同じ作業をさせる、ちがうSTEPの兄弟ならステップアップの表を見てできる作業を決めましょう。

一人一人の作業をしっかり決めると子供が作業に集中できるので、子供の集中力が上がりますよ。

あみり
あみり
それでもケンカをする場合、「パパ+自分」の担当と「ママ+自分」の担当に分けてみよう

食育を楽しみながら調べる力をつけられる

ステップアップ方式で子供と楽しみながら料理をする中で食育をすると、ステップごとにゆっくりと食について理解を深めることができます。

食育はむずかしく考える必要はなく、食べ物の色、かたさ、味を知るところから始めましょう。

切るときに気をつけないといけない固い食材や、加熱することで色や固さが変わる食材などを料理しながらチェックすると、「もっと色々調べてみたい」という調べる力や観察力がつきます。

あみり
あみり
ステップアップ方式で楽しみながら食育をすると、楽しんで勉強をするくせがつくよ。

兄弟がいる場合のステップアップ方式の進め方は2通り

兄弟がいるときのステップアップ方式の進め方は2通りあります。

【兄弟がいるときのステップアップ方式の2通りの進め方】

  1. 兄弟どちらも初めての場合
  2. 兄弟のどちらかが、あとから興味を持ち始めた場合

ステップアップ方式で兄弟に無理なく料理を教えるためには、順番をとばさないことが一番大切です。

兄弟どちらも初めての場合

兄弟の年齢がはなれていても、STEP1から同じ作業をさせて料理を教えましょう。

「これくらいの作業ならできるから」と、ステップをとばして作業をさせると、子供に期待しすぎてしまい、イライラしてしまうので注意が必要。

私の子供は双子だったので、はじめは一人一人に玉ねぎをわたし、むいてもらったり、ミニトマトのヘタ取りや、皮ごと食べられるブドウを房から外す作業をさせました。

ミニトマトやブドウは作業の合間にこっそりへりましたが、楽しく作業ができましたよ。

あみり
あみり
皮をむいた玉ねぎは、料理をするときとても便利で助かるよ

兄弟のどちらかが、あとから興味を持ち始めた場合

後から料理を教えはじめた子は、STEP1からはじめ、先に料理を教えはじめた子供はそのまま自分ができるステップの作業をさせましょう。

初めての作業になれはじめたら「ステップが先に進んでいる子供と一緒のことがしたい」と言うかもしれませんが、ステップはとばさないように注意

「今日は〇ちゃんがサラダ担当ね」

「〇君、こっちの作業はいっぱいあるの。忙しくなっちゃうけどできるかな?」

などと声掛けをすると、「できる」「がんばるもん」とやる気をもって作業してくれますよ。

子供に料理を教える具体的なステップアップ方法は6段階

子供に料理を教えるステップアップ方法は6段階あります。

【子供に料理を教える6段階のステップアップ方法】

STEP 1 味見・皮むき・ヘタ取り・洗う・つまようじをさす作業をしよう

STEP 2 つぶす・混ぜるという作業を一人でしてみよう

STEP 3 プラスチック包丁から使ってみよう

STEP 4 火を使わない料理をしよう

STEP 5 火を使った料理をしよう

STEP 6 メインの肉や魚料理を作ってみよう

「子供ができるようになったら」を基準として作業をさせ、ステップをとばすことなく順番に進めていきましょう。

STEP 1 味見・皮むき・ヘタ取り・洗う・つまようじをさす作業をしよう

子供でも作れる簡単おにぎりプレート

【STEP 1のチェック表】

ミニトマトのヘタをつまんでとれる

ピーマンのタネをきれいにとれる

玉ねぎの皮をむける

安全につまようじを刺せる。

大人にとってはこんなカンタンな作業?と思うかもしれませんが、子供にはむずかしいことがいっぱいなのでステップはとばさずしっかりと作業をさせましょう

ピーマンはタネがボロボロ落ちてなかなかきれいにとれませんし、ハムを巻いてピックできれいにとめることもむずかしいです。

まずはカンタンなものから練習し、おにぎりプレートを作ってみたり、できた料理をお弁当につめてお家ピクニックをすると楽しんで料理ができますよ。

あみり
あみり
ピーラーはまだ使えなくても大丈夫!手が切れるなどのキケンなものは「ダメ!」のお話がきけるようになったらチャレンジしよう。

▼▼いろんなお手伝いをして、子供とおにぎりプレートにチャレンジ▼▼

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STEP 2 つぶす・まぜるという作業を一人でしてみよう

【STEP 2のチェック表】

ママの話を聞いて、順番に作業ができる

パンではさめる

まぜる・つぶす作業が一人でできる。

このステップでは、つぶす・まぜる・はさむ・まくなどのたくさんの作業を一人でできるサンドイッチがおススメ

つぶすときには、生のままでつぶれるものや加熱しないとつぶれないもののちがい、はさんだり巻いたりする具はどんな固さのものがやりやすいか一緒にチェックすると食育にもなります。

料理を教えるときは、いつ何を使って何をすればいいのかを子供にしっかりお話して、順番に作業をする練習をしましょう。

あみり
あみり
このステップでは、サンドイッチのほかにもポテトサラダなどにチャレンジしてもおもしろいよ。

STEP 3 プラスチック包丁から使ってみよう

子供に教える。包丁のもちかた

【STEP 3のチェック表】

正しい包丁の持ち方を知る

包丁の置き方を理解する

包丁が危険なものと理解する

まずはプラスチック包丁から使わせ、包丁の使い方、置き方、包丁が危険なものということを教えましょう。

プラスチック包丁で切れやすいもの、切れにくいもののちがいは何だろう?と声掛けをすると食育になりますよ。

また、プラスチック包丁の時から「包丁はキケンなもの」としっかり教えると、スムーズに大人と同じ切れる包丁にステップアップできるようになります。

大人と同じ切れる包丁はキケンなので、「ダメ!」がしっかり聞けるようになるまで使わせないようにしましょう。

大人が不安がって緊張してしまうと子供にも不安が伝わるので、親子ともに「できる!」と思った時が大人と同じ包丁を使うタイミングです。

あみり
あみり
子供用のキザギザ包丁は用意しなくても大丈夫。

▼▼包丁の使い方を子供に教える方法とおススメの便利グッズはコチラ▼▼

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STEP 4 火を使わない料理をしよう

【STEP 4のチェック表】

電子レンジを使って料理をしてみる

食品をさわった手は、お口に入れないことを教える

熱いものをさわるとキケンなことを知る

はじめて火を使わない料理をするときには、すべて生で食べれらるか加熱済みの食材をつかいましょう。

生のお肉はバイ菌がいっぱいいるので、生のお肉などをさわらせる場合は手を口に入れないことをしっかりと約束させましょう。

生のものをさわった手は口に入れないことを理解できたら、ハンバーグの生地をこねる作業など生のお肉にさわる作業にチャレンジしてくださいね。

あみり
あみり
ひき肉はつめや指にこびりつきやすいので、丁寧に手を洗うことも教えられるよ。

STEP 5 火を使った料理をしよう

【STEP 5のチェック表】

火はヤケドの危険があることを理解する

フライパンの上で料理をひっくり返せる

フライパンで焼くとき、ナベをしっかり持って落とさないよう気を付けられる

ナベから出てくるゆげも危険なことを知る

火を使い始めるとヤケドやケガなどの危険が一杯なので、火を使った料理を少しずつ覚えていけるおススメのレシピ3つと教える順番を紹介します。

火を使ったおススメのレシピ
  1. フレンチトースト
  2. カレー
  3. オムライス

フレンチトースト、カレー、オムライスの順に火を使った料理にチャレンジし、けがをすることなく楽しく料理をするコツをつかみましょう。

フレンチトースト

火を使った料理をしよう フレンチトースト

火を使った料理の一番にフレンチトーストをおススメする理由は、中まで火が通ってなくてもたべられるからです。

はじめて火を使った料理を作るときは、どこがあつくなるのか、何をしたらキケンなのか分からないことだらけなので、焼き時間の少ない料理からはじめましょう。

あみり
あみり
ソーセージを焼くだけでもいいけど、料理を作ったという達成感はへっちゃうよ。

フレンチトーストなら焼く前に卵液を作るなどの作業がしっかりとあり、焼くときはフライパンの上でひっくり返すだけ。

焼いている途中にナベが落ちてヤケドするなどのキケンも少なく、料理を作った達成感も味わえます。

カレー

火を使った料理で二番目にカレーをおススメする理由は材料を切るとき大きさがちがっても煮込めばOKですし、火にかけた後はまぜるだけと作業がカンタンだからです。

しかし、大きなナベを使う料理なので、カレーをまぜるときにナベを落としてけがをしないようしっかり注意しましょう。

カレーより先にフレンチトーストにチャレンジし、調理器具があつくなることをしっかり理解すると、大鍋を使う料理でもスムーズに作業ができるようになりますよ。

あみり
あみり
ルーを入れるときには汁がとびちってキケンなことを教えよう。

オムライス

最後のステップにオムライスをおススメする理由は、具やたまごさえ焼いてしまえば、作業の途中からナベを使わなくても作れるからです。

最初は具だけフライパンでいためて、ボウルに具をうつしてから白ごはん、ケチャップとまぜる、焼いた卵はラップを使ってごはんにまくなど作業は短縮できます。

オムライスは材料を切る・フライパンで焼く・ご飯とまぜる・ご飯を卵で巻くなど大変な作業がいっぱいなので、少しずつ一人で火を使う料理にならしていきましょう。

あみり
あみり
ご飯をフライパンの上でまぜるのは力がいるので、はじめは大人が手伝おう

STEP 6 メインの肉や魚料理を作ってみよう

生のお肉や魚は中に火が通るまで時間がかかるので、中にまでしっかりと火が通っているかチェックすることを教えましょう。

はじめて肉や魚料理にチャレンジするときは、ホイル焼きなどこげにくい料理がおススメ。

焼く前後で食品の色が変わることを教え、焼いた後は食品を半分に切って焼けているかのチェックを子供にさせると食育ができます。

STEP6までの注意点をしっかりと理解できれば、子供はどんな料理でも作れるようになっていますよ。

あみり
あみり
一人で料理させるのが不安な時は、料理キットなどを使ってみよう

ステップアップ方式で楽しみながら安全に料理をしよう

子供に料理をおしえるなら、子供ができることを基準に考えるステップアップ方式だと教えるときにイライラしません。

兄弟がいる場合は、しっかりと一人一人に作業をお願いするとケンカをすることなく、楽しく料理をすることができますよ。

料理を通して達成感を味わうと子供に自信がつくだけでなく食育までできるので、ステップアップ方式で料理を楽しみながら教えてみましょう。

ステップアップ方式で色んな料理にチャレンジできるようになったら、料理キットにチャレンジしてみると手軽に料理を楽しめますよ。