子供が料理に興味を持ち始めたけれど、
「何歳からなら子供に料理をさせるといいんだろう?」
「子供に料理をさせるときはどんなことをに気をつけたらいいのだろう?」
と悩みますよね。
この記事では子供に料理をさせるタイミングやメリット、どんな料理をさせるといいのかや気を付ける点についてまとめました。
子供に料理をさせると自主的に考える力がつき、楽しみながらひらがなや数字、計算などたくさんのことを学べるので、勉強に意欲的な子供に育ちます。
子供に料理をさせるのは何歳からがいいの?
子供と一緒に料理をはじめるのはいつからでも大丈夫ですが、料理に興味を持ってから教えるとより集中してもらえます。
【子供に料理を教えるタイミング】
- 料理に興味を持ったら
- 「ダメ!」がきけるようになったら
切れる包丁や火を使う料理はけがをしてしまう可能性が高いので、「ダメ」がきけるようになるまではプラスチック包丁や火を使わない料理をさせると良いですよ。
子供が料理に興味を持ったらいつでもOK
子供に料理をさせるのは何歳でも大丈夫なので、興味を持っているようであればお手伝いから始めると良いです。
子供にさせるお手伝いは、ヘタ取り、野菜を洗う、味見をする、ピックをさすなど子供が初めてでも失敗しにくいものを選ぶと親子ともに料理を楽しめます。
うちの子は後追いが始まったころからママが料理をはじめると大泣きしていたので、1歳ごろに玉ねぎの皮むきなどのお手伝いをさせ始めました。
子供に料理をさせるときは、簡単なものから少しずつチャレンジさせてあげると好奇心いっぱいの子供になりますよ。
「ダメ!」がきけるようになったら火や包丁を使う作業をしよう
包丁や火を使った料理は手を切る、ヤケドをするなどキケンがいっぱいなので、「ダメ」がきけるようになるまでさせない方が良いです。
うちの子は年長のころに大人と同じ切れる包丁や火を使う料理をさせ始めましたが、それまではサンドイッチやおにぎり、サラダなどの簡単な料理をさせていました。
簡単な料理を子供が作れるようになったら、お弁当に盛り付けてもらってお家ピクニックをすると親子ともに楽しみながら食事ができますよ。
子供に料理をさせる2つのメリット
料理は材料を集める、はかる、手順に沿って調理をするなど作業がたくさんあるので、次は何をしたらいいのかを子供が自分で考えて動く習慣をつけることができます。
【子供と料理をするメリット】
- 自主的に動けるようになる
- 勉強に意欲的になる
次に何をしたらいいのだろうと子供が自分で考えるようになると、何事にもチャレンジしようという気持ちが出てくるので、勉強にも意欲的になりますよ。
考えて行動する習慣がつくので、何事も自主的に動けるようになる
子供に料理をさせると、次にしたほうがいいことを自分で考えて行動するようになるので、何事も自主的に動く習慣がつきます。
うちの子の場合、何度かお手伝いをお願いしていたら、「次のお手伝いは何をすればいい?」と聞くようになり、お手伝いを色々させていると「スプーンがないから並べたらいい?」と聞くようになりました。
お料理を子供と楽しみながらすることで、「次は何をすればいいのだろう?」と子供が自分で考えて行動するようになるので、まずはお手伝いからチャレンジさせてあげてくださいね。
料理はたくさんのこと楽しく学べるので、勉強に意欲的になる
子供と料理をすると、食育・国語・算数・理科・社会の勉強が一緒にできるので、楽しみながら勉強をする習慣がつき、意欲的に学ぶ姿勢が身につきます。
うちの子は、料理本を見ながらひらがなを読む練習をしたり、材料の計量をしながら2~3ケタの数字の勉強をしました。
お弁当を詰める作業は、どれくらいご飯やおかずが入るのか子供が自分で考える力がつくので、空間把握能力も上がります。
料理はたくさんのことを楽しみながら学ぶことができるので、勉強に意欲的な子供に育てることができますよ。
勉強に意欲的な子供に!子供と料理をすることで学べる5つのこと
料理を通してどんなことを学べるのかを知っておくと、効率的に子供に勉強をさせることができます。
【料理を通して学べる5つの勉強】
- 料理を通して食育ができる
- 読み書きできるようになる
- 数字の勉強など算数の勉強ができる
- 化学変化を身近に体験できる
- 世界の料理や食材で産地の勉強ができる
子供と料理を通して勉強に意欲的な子供にするには、親からの声かけが効果的なので、「固い?やわらかい?」「どんな味かな?」など子供が自分で考えるような言葉かけをすることが大切です。
①料理を通して食育ができる
子供に料理を通して食育をすると、食に興味がわくので好き嫌いが減ったり、食に感謝をする気持ちやたくさんのものをバランスよく食べようという気持ちを育てることができます。
食育はむずかしいと考えがちな方もいますが、食べ物にふれて美味しいと感じる、食べることが楽しい、料理を作ると大変なんだということから学んでいくと良いです。
忙しくて子供と料理をする時間がない、という場合は宅配食材を頼むと子供の食育を一緒にできるだけでなく、食材の買い出しの時間や献立を考える時間が無くなります。
宅配食材とスーパーの食材のちがいを発見したり、簡単に料理ができる調理キットを子供と作ってみると、手軽に子供と食育を楽しむことができますよ。
▼▼手軽にできる食育!いろんな味のちがいを発見して食に興味を持つ子供へ▼▼
➁料理本を通して子供が読み書きできるようになる
一緒に料理をするときに子供向けの料理本を使うと、ひらがなを読む力・書く力をつけることができます。
子供向けの料理本はフリガナがふられていたり、作業手順の写真がのっていたりするので、文字が読めない子供でも楽しみながら読むことができます。
「本をもって作業をするのは大変だから、必要なところは紙に書こうね」
「この本の材料がお家にあるか探してみよう」
と声かけをすると、意欲的に文字の読み書きをするようになりますよ。
▼▼子供と料理で国語力UP!?料理本を使って文字の読みかきを楽しく勉強▼▼
③数字や計算など算数の勉強を楽しめる
料理は材料の数をかぞえたり、材料の計量をしたり、人数分に分ける必要があるので、声かけ次第で数字や計算などの算数の勉強を楽しみながら学ぶことができます。
料理を作るときに「これは何個?」と聞いて数字の勉強をさせたり、「100gはかってね」とはかりを渡しておくと「100gにするまでにあとどれだけ必要なのか」と考え、自然と足し算や引き算のお勉強ができます。
また、少し勉強ができるようになったら、「お団子を1人2個ずつ分けたいけど何個いるかな?」「このケーキを5人で分けてみよう」など声かけすると掛け算や割り算の勉強までできます。
料理の合間に声かけをするだけで子供がより算数を理解できるようになるので、会話を楽しみながら子供と料理をしてみてくださいね。
④食べ物の不思議を身近に体験すると理科の勉強ができる
食べ物の見た目や料理をするとどんなふうに変わるのか実際に見て知ることで、観察力がつき、理科のお勉強に興味を持つようになります。
「きゅうりはとげとげ!」「ナスにはツノが生えてる!」など料理をする前の野菜を観察させたり、「ナスは焼いたらやわらかい」など調理後の食材にどんな変化があったのか体験させると良いです。
うちの子は、料理のときに生クリームからバターを作るなどの食べ物実験も大好きで、好奇心いっぱいに食べ物の変化を観察していました。
子供と料理をする以外なら、ミニトマトの栽培など野菜を作って食べることも理科の勉強になり、「ヘタってこんな風にできてるんだ!」「トマトの赤ちゃんは緑色」など植物の不思議を楽しみながら知ることができます。
⑤料理や食材で産地の勉強ができる
和食や洋食、中華など様々な料理があることを教えてあげると、一緒に食べたり作ったりするなかで、子供はいろんな地域の名前や国の名前を覚えようとしてくれます。
まずは郷土料理からはじめ、「今住んでいるところでは、この料理が昔から作られてきたんだよ」「おばあちゃんちではどんな料理があるかな?」と声かけをすると、住んでいる地域に興味を持つようになります。
また、産地直送市場で食材を買ってその地域の季節の食べ物を食べたり、外国料理を食べさせて日本以外にも国があることを教えたりするのも良いですね。
子供に料理を教える方法!ステップアップしながら料理を作ろう
子供に料理を教えるときには何歳だからコレができると決めつけてしまうと、できなかったときにお互いがイライラするので、簡単なところから始めると良いです。
【子供に料理を教える方法】
- お手伝いからはじめよう
- ステップアップしながら教えよう
まずは盛り付けする、味見をするなど見た目や味を知るところから始めると、子供は料理に興味を持ち始めますよ。
▼▼ストレスなく子供に料理を教えたい!お手伝いからステップアップしていこう▼▼
子供と初めて料理をするときにおすすめのお手伝い
子供に料理をさせる前にお手伝いから始めると、子供が今何ならできるのか、集中して完成まで料理ができるのかが分かります。
【初めて料理をする子供はカンタンなものからはじめよう】
- 味見をする
- 野菜を洗う
- ヘタ取りをする
- ピックをさす
お手伝いの中でも味見が一番大切で、「塩はしょっぱいから入れすぎたらダメ」など体験しながら知ることができるので、料理をはじめたときに慎重に行動してくれるようになります。
ピックを刺す作業は、くしが子供に刺さらないように隣でしっかり教えてあげ、上手にできるようになったらい砦チャレンジさせるなど、少しずつできることを増やしてあげてくださいね。
ステップアップしながら子供に料理を教えよう
子供がヘタ取りやピックを刺す作業をできるようになったら、簡単な料理から始めると親子ともに楽しみながら調理をすることができます。
【子供におすすめの簡単な料理】
- 調理グッズで簡単に作れる「おにぎりプレート」
- はさむだけでできる「サンドウィッチ」
- つぶして混ぜるだけの「ポテトサラダ」
子供に初めての料理をさせるときは、はさむだけ、まぜるだけなど1個の作業で完成する料理だと、親子ともに負担になりません。
子供に料理をさせるとたくさんの食材にふれることができ、苦手だった食べ物も食べてくれるようになるので、簡単なものからチャレンジしてみてくださいね。
子供に料理を教えるときの3つの注意点
子供に料理を教えるときには、やる気をどんどん出してもらえるように気をつけたいポイントがあります。
【子供と料理をするときの注意点】
- 見た目が悪くても気にしない
- 失敗しても怒らない
- ほめ言葉を大切にしよう
子供が小さいうちは集中力が続かないので、子供が料理中に飽きたら、「もう疲れたかな?お手伝いありがとう」と笑顔でおしまいにするといいです。
①やる気が一番!見た目が悪くても気にしない
料理を作って達成感を感じた経験は子供に自信を与え、もっとしたいと意欲的に行動するきっかけとなります。
初めて子供が作った料理は見た目はあまりよくないものが多いですが、ぐちゃぐちゃでも大丈夫。
「きれいに盛り付けしないと!」と大人が手を出したり、「もっときれいに!」と怒ったりせず、子供が頑張って完成させた料理を食卓に並べてあげてください。
いつもの食卓に自分が頑張って作ったものがあると、子供は達成感を感じ、またやってみたいとやる気が一杯になります。
➁失敗は成功のもと!失敗しても怒らない
子供と料理をする中で失敗をしてしまっても、子供自身で学んで次に活かそうと努力するので、温かい目で見守ることが大切です。
子供と料理をしていると、食材や調理器具を落としてしまったりしますが、親は怒らずに子供ができるところまでさせてあげると良いです。
難しい作業をさせると上手に作業をできないことに子供がイライラしてしまったり、散らかる様子にママがイライラしてしまうこともあると思います。
私は料理のたびに机や床に散らばる薄力粉やこぼれた水を拭くたびにイライラしてしまったこともありますが、何度もさせているうちに自分で注意するようになったり、子供が片付けをしようとしてくれました。
③ほめ言葉を大切にしよう
子供と料理をしている途中、料理がおわった後、料理を食べた後はいっぱいほめてあげると、子供は達成感を感じてくれます。
「上手に野菜が洗えたね」「レタスを上手にちぎれたね」などと、1つできるようになったらほめると良いです。
できあがった料理は「○ちゃんが作った料理はおいしすぎる」「ペロッと食べちゃった」とほめるとやる気をもって料理に取り組んでくれますよ。
子供に料理をさせるのは何歳からでも大丈夫!楽しみながら声かけをしてあげよう
子供と料理を通して勉強に意欲的な子供にするには、親からの声かけが効果的で、「どんな見た目かな?」「どんなふうに変わったかな?」と子供が自分で考えるような言葉をかけてあげると良いです。
料理を楽しむと、次は何をしたらいいのか子供が自主的に考えて行動する力がつき、料理を通してたくさんのことを学ぶと、勉強に意欲的になります。
やる気をもって料理をさせてあげるためには、怒らない、ほめてあげることが大切になってくるので、子供と料理をすることがしんどいなというときは少しお休みをすると良いですよ。
子供が興味を持ち始めたら何歳から料理を始めても大丈夫なので、声かけをしてあげながらたくさんのことにチャレンジさせてあげ、さまざまな勉強をさせてあげてくださいね。
▼▼子供ができるようになったらを基準に料理を教えよう!▼▼