双子を妊娠したけれど、
「双子の出産ってどんなふうに進むの?」
「双子の産後は大変?1か月検診までどう過ごすの?」
など気になりますよね。
この記事では双子妊娠から里帰り出産、産後の病院での生活、1ヵ月健診までに私が実際に体験したことをまとめました。
双子の妊娠・出産・育児はカンタンなものではなく、大変だと感じることも多いですが、双子がそろって寝ている様子や横に並んでいる様子は何倍も強く幸せを感じさせてくれます。
双子の妊娠中はリスクの話も多く、不安を感じるときもたくさんあると思いますが、私の体験が不安の解消に少しでもお役に立てると嬉しいです。
- 一卵性の双子妊娠と出産前のお腹
- 双子は帝王切開が多いの?自然分娩の3つの条件
- 38週で一卵性の双子を出産!管理入院終了から出産までのエピソード
- 双子妊娠・出産にかかわる9つの手続きと提出期限
- ①【高額療養費(管理入院をした人)】診察日の翌月~2年までに健康保険組合の担当窓口へ
- ②【出産育児一時金】出産後の支払い方法で手続きが異なる
- ③【出生届】出産日から14日以内に役所へ提出
- ④【児童手当金】出産日を含め15日以内に住民票がある市区町村の役所へ申請
- ⑤【健康保険の加入】出産日からなるべく早く健康保険の担当窓口に申請
- ⑥【乳幼児等医療費助成】子供の保険証が届いたら役所に申請
- ⑦【未熟児養育医療給付制度(未熟児の場合)】子供の健康保険ができたらすぐに申請
- ⑧【出産手当金(共働きの家庭のみ)】産休開始の翌日から2年以内までに申請
- ⑨【育児休業給付金(共働きの家庭のみ)】育休開始日から4か月後の月末までに申請
- 双子と産院生活!母子同床と母乳育児の4日間
- 双子と一緒に退院!1か月検診まで両親の助けを借りる
- 双子は産む前も出産後も大変!でも幸せを強く感じられる
一卵性の双子妊娠と出産前のお腹
双子妊娠と分かったのは妊娠5週、健診のために転院したのが妊娠8週、双子の出産は妊娠38週のときです。
- 【妊娠5週】双子妊娠発覚
- 【妊娠8週】里帰り出産先へ連絡
- 【妊娠33週】管理入院開始
- 【妊娠37週】正期産のために退院
双子妊娠については別記事に詳しくまとめたので、双子妊娠のエコー写真や胎児の推定体重、どんなふうに妊娠生活が進むのかが気になったときは参考にしてみてくださいね。
【妊娠5週】検査薬で妊娠発覚!健診で一卵性の双子と分かる
検査薬で陽性反応が出たので、産婦人科で診察してもらったところ、「現在妊娠5週目で一卵性の双子を妊娠していること」が分かりました。
一卵性の双子ということは分かったものの、双子の間に膜が見つけられなかったので「1絨毛膜2羊膜双胎」か「1絨毛膜1羊膜双胎」のどちらのタイプの双子かは分からないまま。
「1絨毛膜2羊膜双胎」の一卵性双生児であると分かったのは妊娠8週のときです。
医師からは「双子妊娠はリスクが高いですが、しっかりサポートするので頑張りましょうね」と声かけしてもらったので、とても安心しました。
【妊娠8週】双子を産むにはNICUが必要|個人院から総合病院へ
双子は早産などで小さく生まれる可能性が高いため、NICUがある病院で検診や出産をする必要があったので、妊娠8週からNICUがある病院に転院しました。
里帰り出産を予定していたので、妊娠8週のときに実家から通えるNICUがある病院へ電話連絡をしたところ、「一度健診をしておきたい」と返答が。
ちょうど妊娠9週が夫のお盆休みだったので、妊娠9週のときに実家に戻り健診しました。
NICUがある病院では里帰り出産の予約を早めにとっておかないと、予約がいっぱいで受け入れてもらえないこともあるので、双子妊娠が分かり次第連絡したほうが良いです。
NICUとはNeonatal Intensive Care Unitの略で、新生児集中治療室のこと
- 出生体重が2300gに満たない赤ちゃん
- 在胎週数が36週未満の赤ちゃん
- 出生直後から集中治療を必要とする赤ちゃん
など、入院して専門チームによる医療や看護が必要な赤ちゃんが入院する治療室です。
引用:福岡徳洲会病院
【妊娠33週】里帰り出産先の病院で管理入院開始
妊娠33週の健診で「子宮けい管長が2.5㎜以下なので、管理入院しましょう」と言われ、そのまま入院が決定し、診察室から病室まで車いすで移動しました。
管理入院の病室は4人部屋で、入院してすぐにはり止め薬が入った点滴を開始。
シャワーをするとき以外はずっと点滴をつけ、3~7日おきに針の付け替えをしながら、退院した36週6日まで点滴生活をしていました。
管理入院中は事前に準備したものだけでは足りなかったり、洗濯をしてもらう必要があったりするので、お見舞いに来てもらえる日をしっかりと把握しておいた方が良いと思います。
【妊娠37週】出産方法を自然分娩に決めた
妊娠37週5日の健診では「一卵性の双子妊娠では、37週以上お腹の中にいると胎盤に限界が来る可能性が高い」と医師から話があり、出産方法をどうするかを相談しました。
「自然分娩をしたい」と答えたところ、「37週6日が金曜日なので、週末に陣痛が来なかったら週明けには帝王切開しましょう」とお話が。
胎動も位置によってはあばらなどに激痛がはしることもあり、お腹も1メートルをこえていたので日常生活も困難でした。
しかし、出産できる日が大体決まってきたので「あと少し!がんばろう」と気合で乗り越えました。
双子は帝王切開が多いの?自然分娩の3つの条件
双子でも条件を満たせば自然分娩は可能で、私が自然分娩を選択したときに医師に言われた条件は3つありました。
- 母子ともに経過が順調で2人とも逆子ではない
- 妊娠34週以降で赤ちゃんの推定体重が1800~2000g
- 一度も帝王切開をしていない人
自然分娩を選んだ場合でも、「1人目出産後に緊急で帝王切開になる場合もある」と言われたので、母子ともに出産のリスクが少ない方法を医師と相談してみて下さいね。
①母子ともに経過が順調で2人とも逆子ではない
管理入院はしたものの母子ともに経過は順調とされ、妊娠37週のエコー検査で逆子ではなかったので自然分娩を選択できました。
出産方法を決めるタイミングのときのエコー検査で、逆子かどうかを見てから自然分娩できるかどうかを判断されます。
私の場合、妊娠34週のときに一度、1人だけ逆子になったときがありましたが、35週の健診では元に戻ったので一安心。
37週の健診で出産方法を決めたときには逆子ではなかったので、自然分娩できますと医師より判断されました。
②妊娠34週以降で赤ちゃんの推定体重が1800~2000g
私が双子を産んだ病院では、「妊娠34週以降で赤ちゃんの推定体重が1800~2000g以上なら自然分娩が可能」と言われました。
妊娠34週のエコー検査の結果では一人目が2019g、2人目が1962gだったので条件は達成。
健診の後に「胎児の体重は順調に成長しているので、自然分娩は可能です」と医師より話をしてもらえました。
③一度も帝王切開をしていない人
医師から「双子妊娠で自然分娩をするなら、一度も帝王切開していない人だけ」と言われましたが、私は初産だったので条件を満たすことができました。
帝王切開している人が自然分娩できない理由は、「出産時帝王切開の傷が開いてトラブルになる可能性があるから」と返答が。
初めての妊娠なのでこの条件は達成することができ、自然分娩も可能と言われました。
38週で一卵性の双子を出産!管理入院終了から出産までのエピソード
管理入院終了後から双子出産までに実際にどのように動いたのかについてまとめました。
【36週6日】正期産のため管理入院終了
双子妊娠36週6日まで管理入院をしていましたが、37週で正期産となるため退院し、実家で生活が始まりました。
退院日は朝のNST終了後に点滴を外し、数時間経過を見てエコー検査と再度NSTをし、何も問題がなかったので昼食前に迎えに来た両親と一緒に荷物をまとめました。
医師からは「移動時間の間に陣痛が起こったらすぐに電話連絡して戻ってくるように」と言われ、退院。
実家まで一時間かかる道のりでしたが、トラブルもなく帰宅することができました。
【37週】帝王切開するかも?土日をはさんだ決断
双子妊娠37週2日と37週6日に健診をしましたが、37週のうちに陣痛がこなかったので帝王切開するかどうかの話をしました。
37週6日の健診で「子宮口が2cm開いているので、もう少しで陣痛が起こるかもしれない」ということや、「これ以上は胎盤が持たない可能性がある」などの話が。
37週6日が金曜日だったので、「38週2日の月曜日までに陣痛が来なかったら、帝王切開です」といわれ、38週2日の健診を予約して帰宅しました。
【38週1日①】陣痛開始!病院到着から4時間で1人目出産
38週1日の日付が変わった瞬間から陣痛が起こったので、あわてて両親を起こして病院に電話をしてもらいました。
陣痛に気付いた時は10分おきの間隔で陣痛が起こっていたこと、病院まで1時間かかることからすぐに来てくださいと返答が。
病院に到着後、内診台に上がってみてもらったところ、「子宮口が全開なので分娩台に上がってください」と言われ、分娩台へと移動しました。
1人目は陣痛が起こり始めてから4時間後の午前4時0分に会うことができましたが、まだ1人お腹の中にいるので安心はできませんでした。
【38週1日②】陣痛が止まった!? 4分で出産できた2人目
1人目出産後2人目の破水がきましたが、つけていたNSTの反応がなくなり、陣痛がなくなっていると医師より話がありました。
陣痛が来るまで待つしかないと話をされましたが、またあの痛みをたえないといけないのかと不安になり、一度いきんでみたらそのまま2人目の陣痛が開始。
2人目の出産は1人目出産した4分後の午前4時4分に出てきてくれたので、とても早く出産を終えることができました。
双子妊娠・出産にかかわる9つの手続きと提出期限
双子の妊娠中、出産が終わった後は、役所などに提出する書類がたくさんあります。
- 高額療養費(管理入院をした人のみ)
- 出産育児一時金
- 出生届
- 児童手当金
- 健康保険の加入
- 子供の医療費助成
- 未熟児養育医療給付制度(未熟児のみ)
- 出産手当金(共働きの家庭のみ)
- 育児休業給付金(共働きの家庭のみ)
高額療養費は管理入院している人に適応されますが、管理入院中に手続きができていなくても医療費が発生した月の2年以内に申請すると支給されます。
①【高額療養費(管理入院をした人)】診察日の翌月~2年までに健康保険組合の担当窓口へ
高額療養費は1か月にかかった医療費(1日~末日)が自己負担限度額を超えた場合、超えた分の医療費を支給してもらえる制度のことです。
引用:厚生労働省
申請先は社会保険の場合は勤務先、国民保険の場合は自治体なので、私は主人の勤務先で申請してもらいました。
69歳未満の人の場合、高額療養費の対象となる医療費は1つの医療機関においてその月の支払額が21,000円以上のものに限られます。
届け出の期間 | 費用が発生した月から2年以内 |
---|---|
届け出する場所 | 勤務先又は自治体 |
届け出する人 | 健康保険に加入している人 |
届け出に必要なもの | 申請用紙 |
入院前・入院中に「限度額適用認定証」又は「限度額適用・標準負担額減額認定証」の交付を受け医療機関の窓口で提示すると、入院費を上限額までに抑えることが可能。
高額療養費を入院中に申請できていなかった場合、一度自全額を支払う必要はありますが、産後2年以内なら上限を超えた金額を支給してもらえるので安心してくださいね。
②【出産育児一時金】出産後の支払い方法で手続きが異なる
双子出産の場合、出産育児一時金は42万円×2人分の84万円もらえます。
出産後の入院代を支払う方法を申請する書類は、直接支払制度・受取代理制度・産後申請の3つで異なるので、支払い方法別に詳しくまとめました。
直接支払制度
直接支払制度は出産にかかった費用を健康保険組合が直接産院へ支払いをしてくれる制度で、申請用紙は病院でもらい、提出先も病院です。
直接支払制度を利用しましたが、出産に84万円も必要なかったことから、産後の入院で支払いはありませんでした。
しかし、出産費用が60万円と出産育児一時金から24万円の差額があったので、後日夫の会社から出産育児一時金の差額申請を出して差額分を口座に振り込んでもらうことに。
差額分は申請しないと振り込んでもらうことはできないので、退院時の出産費用を書いた領収書をしっかりと確認することが大切です。
受取代理制度
直接支払制度を導入していない病院で出産する場合でも、受け取り代理制度を使うと産後の支払いを出産育児一時金から支払ってもらえます。
直接支払制度とちがう点は、病院で手続きができず、自身が入っている健康保険の窓口で申し込みをしないといけないところ。
申請の期限は健康保険組合によって異なり、出産の1カ月から2ヵ月前までに申請をしないといけない場合が多いです。
健康保険会社に申し込みをしたり、産院で記入してもらったりする必要があるなど、申し込みに時間がかかるので早めに行動しておくと安心できますね。
産後申請
産後申請とは、産後の入院費用を全額自分で支払ってから、後日出産育児一時金を請求する方法です。
申込用紙を加入している健康保険組合に申請し、産院で必要事項を記入してもらい、産後に請求するまで高額な出産費用を立て替えないといけません。
産後の入院費を一括で支払い、健康保険組合からの入金を待てる人は産後申請という方法もあります。
③【出生届】出産日から14日以内に役所へ提出
出生届は病院の先生に書いてもらう欄があったり、届け出には母子手帳と印鑑が必要だったりするので、届け出のときに忘れ物がないか注意が必要です。
届け出の期間 | 出産日から14日以内 |
---|---|
届け出する場所 | 父母の本籍地、住民票がある市町村、子供の出生地のいずれかの役所 |
届け出する人 | 届け出る子供の父または母 |
届け出に必要なもの |
|
病院によっては出生届を準備してくれる場合もありますが、私が双子を出産した病院では「自分で準備してください」と言われました。
出産した病院の先生に「出生届の中にある出生証明書の欄」に記入してもらう必要があるので、出産前に出生届を2枚準備しておくと余裕をもった提出が可能。
届け出は子供を産んだ病院や里帰り先の実家がある役所などでも申請可能なので、里帰り出産をしていても問題なく提出することができました。
④【児童手当金】出産日を含め15日以内に住民票がある市区町村の役所へ申請
児童手当金は出産日を含め15日以内に提出する必要があり、申請した月の翌月分から支給を受けることができます。
届け出の期間 | 出産日から15日以内 |
---|---|
届け出する場所 | 住民票がある市町村役場 |
届け出する人 | 届け出る子供の父または母 |
届け出に必要なもの |
|
子供の誕生日が月末などの事情があり、月末までに提出できなかった場合のみ申請が翌月になっても申請した月から支給を受けることが可能。
私が双子を出産したのは2月末だったので児童手当の申請が3月になりましたが、3月から支給を受けられました。
双子の児童届は、子供の父か母の住民票がある役所で提出しないといけないので、里帰り出産をした場合は夫に提出をお願いしましょう。
【児童手当】
中学校卒業まで(15歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の児童を養育している人に支給される手当のこと。
対象年齢 | 児童手当の額(月額) |
---|---|
3歳未満 | 15,000円 |
3歳以上 小学校修了前 |
10,000円(第3子以降は15,000円) |
中学生 | 10,000円 |
※所得制限限度額以上の場合は月額5,000円が支給されます。
引用:内閣府
⑤【健康保険の加入】出産日からなるべく早く健康保険の担当窓口に申請
健康保険は出産日からなるべく早く、扶養者が入っている保険の担当窓口で申請する必要があります。
扶養者が国民健康保険に加入している場合は、出生届を提出したときに一緒に申請ができるのでスムーズな手続きが可能。
届け出の期間 | なるべく早く |
---|---|
届け出する場所 |
|
届け出する人 | 扶養者(父母どちらか収入が多いほう) |
私は夫の扶養に入っていたので夫の会社で申請してもらい、一週間程度で子供の名前が書かれた保険証が到着しました。
健康保険の加入は乳幼児等医療費助成の申請にも関わるので、なるべく早めに行動すると良いと思います。
⑥【乳幼児等医療費助成】子供の保険証が届いたら役所に申請
乳幼児等医療費助成は、乳幼児を対象に医療費の助成をしてもらえる制度で、助成を受けるには健康保険証に加入している必要があります。
届け出の期間 | 健康保険証が届き次第 |
---|---|
届け出する場所 | 住民票がある市町村役場 |
届け出する人 | 届け出る子供の父または母 |
届け出に必要なもの | 健康保険証(子供の名前が記載されたもの) |
どの程度の助成を何歳まで受けられるかは自治体によって異なり、愛知県に住んでいた時は0歳から義務教育終了の15歳までの医療費が無料。
現在住んでいる兵庫県は0歳から義務教育終了の15歳まで無料ですが、数年前までは小学校3年生までが無料、小学校4年生からは一部負担がありました。
助成内容は各自治体によって異なりますが、子供に関する保証は変わっていくものもあるので、自治体の広報やホームページで定期的に確認をしてみて下さいね。
⑦【未熟児養育医療給付制度(未熟児の場合)】子供の健康保険ができたらすぐに申請
未熟児養育医療給付制度は、身体の発育が未熟なまま生まれ入院を必要とする乳児が、指定養育医療機関で入院治療を受ける場合、その治療に必要な医療費を給付してもらえる制度のことです。
【未熟児養育医療給付制度の対象となる症状】
- 出生時体重が2,000g以下のもの
- 生活力が特に薄弱であって、次に掲げるいずれかの症状を示すもの
(1) 一般状態
ア 運動不安、痙攣があるもの
イ 運動が異常に少ないもの
(2) 体温が摂氏34度以下のもの
(3) 呼吸器、循環器系
ア 強度のチアノーゼが持続するもの。チアノーゼ発作を繰り返すもの
イ 呼吸数が毎分50を超えて増加の傾向にあるか、毎分30以下のもの
ウ 出血傾向の強いもの
(4) 消化器系
ア 生後24時間以上排便のないもの
イ 生後48時間以上嘔吐が持続しているもの
ウ 血性吐物、血性便のあるもの
(5) 黄疸
ア 生後数時間以内に現れるか、異常に強い黄疸のあるもの
イ 交換輸血が必要な重症黄疸児
(6) 前記(1)~(5)に準じる症状を有しており、特に入院養育が必要なもの
引用:大阪市
産まれた子供の住民票がある市町村で申請でき、子供の健康保険も必要になるので、健康保険の申請を早めにしておく必要があります。
申請した人すべてが補助を行けられるわけではなく、審査に通った人のみが対象。
提出書類や自己負担額などは市町村によって変わるので、該当する場合は住民票がある市町村の保険課で確認してみて下さいね。
⑧【出産手当金(共働きの家庭のみ)】産休開始の翌日から2年以内までに申請
出産手当金は出産前42日間と出産後56日間出産のために休み、給与がない人に支給されます。
対象は社会保険に入っている人で期間内に給与を得ていない人のみで、国民保険に加入している人や給与を得た人は対象外。
出産手当金の基準となる出産日は、予定日よりも早く生まれた場合は出産予定日で判定され、予定日当日か予定日より遅れて出産した場合は出産した日で判定されます。
必要書類は勤務先で用意してもらえますが、医師や助産師の記入欄もあるので、出産前に準備して産後の入院中に記載してもらうとスムーズに書類を準備できます。
⑨【育児休業給付金(共働きの家庭のみ)】育休開始日から4か月後の月末までに申請
育児休業給付金は子供が原則1歳になる前日まで支給されますが、条件を満たした場合は1歳6か月又は2歳となった日の前日まで延長ができます。
育児休暇をとる前の2年間、1ヶ月に11日以上働いた月が12回以上ある人が対象。
パートや契約社員などは、上記に加えて育児休業がはじまったときに同じ勤務先で1年以上働いていることと、子供が1歳6か月になるまで労働契約が更新されると分かっている必要があります。
支給額は育児休暇取得前の給与で判断されるので人によって差はありますが、男性も育児休業給付金を受け取れるので、出産前に産後の生活について夫婦で話し合ってみて下さいね。
双子と産院生活!母子同床と母乳育児の4日間
私が双子を出産した後に入院した4日間、どのように過ごしたかをまとめました。
双子を出産した病院の方針は「母子同床・母乳育児優先」で、地域で一番厳しいと有名な病院だったので、いろいろな病院があるうちの一つとして考えて下さいね。
【双子の体重】2300g以上だったので母子同床
双子の体重は1人目が2513g、2人目が2329gで産まれたので、母子同床が決まりました。
産後の後処理が終わって、病室についた1時間後から双子と3人の生活がはじまり、個室で過ごせたものの、シングルベッドの半分以上は双子が占拠。
疲れたときは何度か新生児室に預けましたが、廊下中に響き渡るぐらい大泣きされたので、5分ぐらいですぐに戻ってきていました。
病院での生活はほとんど1人で双子の世話をしていましたが、ここでのスパルタ生活のおかげで大変な双子育児をのりこえる体力がついたと思います。
【双子の後陣痛】3女の産後と比較すると痛くなかった
私の場合、双子出産のときには後陣痛はあまり感じず、3女出産のときは陣痛ぐらいの痛みを感じたので、双子だからと言って後陣痛がつらくなるということはありません。
双子出産時の後陣痛はあまり感じませんでしたが会陰切開の傷が痛んだので、子宮収縮剤と一緒に痛み止めを服用。
3女出産時は後陣痛がつらすぎたので、医師と相談の上、子宮収縮剤の服用を少し休んで退院後から服用をはじめました。
子宮収縮剤の服用で後陣痛がつらいときは、医師や看護師に相談すると対応してもらえることがあるので、我慢をしすぎないようにしてくださいね。
【双子のトラブル】母乳育児にこだわりすぎて黄疸に
双子を出産した病院の方針で「母乳育児優先」でミルクをほぼ利用しなかったので、産後2日目の検査で2人とも黄疸と診断されました。
黄疸になった理由として、「母乳の出が少なすぎて水分が足りなかった」と言われたので、1回の授乳にミルクを10ml足すことに。
病院の方針でほ乳びんは使用しないと言われたので、小さなカップを使って少しずつミルクを飲んでもらいました。
ミルクを足し始めてからは黄疸がなくなったので水分不足と納得できましたが、「もう少し双子にミルクをあげられたらいいのに」と、少しもやもやとした気持ちになりました。
双子と一緒に退院!1か月検診まで両親の助けを借りる
里帰り出産してから1ヵ月検診まで実家にいたときの、両親の手助けや新生児期の双子との過ごし方をまとめました。
双子出産後に必要なものや便利だったものは別記事にまとめています。
【退院から1ヵ月健診まで】ほ乳びん拒否!? 実家の助けで何とか乗り越える
産院でほ乳瓶を使用しなかったからか、退院後の実家でほ乳瓶を使って授乳しようとすると双子が嫌がるときがあったので、ほとんど母乳育児をしていました。
生後2週間までほ乳びんでミルクを飲んでくれましたが、それ以降はミルクを拒否し、ほ乳びんに母乳を入れても飲んでくれなくなったので、ほ乳びんや消毒グッズは不要に。
実母は家事を優先してもらったので、日中の育児はほとんど私一人で対応していましたが、家事をする必要がなかったので双子のお世話に集中できました。
実父が仕事から帰ってきた後は、抱っこをしてあやしてもらったり、骨盤がいたむ私の代わりに双子のお風呂をお願いできたので、里帰り出産を選んでよかったと思いました。
【1か月検診当日①】空腹の双子が大泣き!実母の手助けで何とか乗り越えた
産後1ヵ月健診は、実家でレンタルした一人用ベビーカーを1台だけ持っていき、実母と一緒にベビーカー+だっこで連れていきました。
事前に「K2シロップ投与のため健診30分前には授乳をしないように」と言われていたので授乳を控えていましたが、待ち時間が長かったので空腹の双子が大泣き。
K2シロップを飲ませた後、授乳、おむつ交換をしましたが、ベビーカーでも大泣きするので一度実母にベビーカーを車に運んでもらってから2人とも抱っこで車まで連れていきました。
車に乗ってからは少し落ち着いたのか、2人とも寝てくれたので安心しましたが、健診中は泣きっぱなしだったので、1人で連れて行くのは無理だったと思います。
【1か月検診当日②】オムツ6枚じゃ足りない!? 思ったよりかかる待ち時間
オムツは6枚持って行きましたが、健診前に1回、健診後に1回、すぐウンチをして1回、最後にまたおしっこをしたので足りませんでした。
1か月検診は予約時間より1時間も待たされ、双子の機嫌が最悪のまま開始。
健診が終わった後はウンチをして服を汚してしまったり、大泣きしすぎて吐いたりしたので病院を出るまでにも時間がかかってしまいました。
滞在時間が長かったためか、普段のおむつ替えのペースよりも多めに準備したはずのおむつは足りず、帰宅途中で購入し、その店でおむつ交換をして家まで帰りました。
【1ヵ月検診後】双子を連れて自宅へ|途中で1泊するもトラブルなし
1ヵ月健診が終わったのと、夫の要請により、健診の次の週の土日に自宅へ帰ることになりました。
愛媛県から愛知県まで生後2か月の双子を連れて移動するのは心配だったので、途中で一泊しながらの帰宅に。
双子育児や家事に不安はありましたが、管理入院や出産、双子育児と実家に負担をかけてしまい両親が疲れ切っていたので「自宅で頑張ろう」と意識を変えられました。
里帰り出産後の自宅は夫が一生懸命掃除してくれていたからか、とてもきれいな状態だったので、安心して夫との双子育児をはじめることができました。
▼0~1歳の双子をほぼワンオペで乗り越えた方法!無理をしすぎないことが大切▼
双子は産む前も出産後も大変!でも幸せを強く感じられる
双子の妊娠は不安も多く、無事出産できるのかと悩むことも多かったのですが、出産をした後は双子の様子を見ているだけで頑張ってよかったと幸せな気持ちになりました。
出産方法は妊娠の経過を見て、医師と相談しながらリスクが少ない方法を選ぶことができるので、出産前に不安なことは医師や看護師にたくさん聞いてみて下さいね。
産後の育児は大変なことも多いですが、2人が並んでいる様子、寝ている姿、大きくなって双子がお互いを認識し始める様子など、双子ならではの様子を楽しむことができます。
双子妊娠中でこれからどうなるのか不安な気持ちがあると思いますが、私の出産体験が不安解消のお役に立てると嬉しいです。
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