子供が料理に興味を持ち始めたけれど
「どんな料理本がいいのか分からない」
「子供用の料理本はどう選べばいいの?」
と悩みますよね。
この記事では子供の料理本を選ぶポイント、おススメの料理本、料理本で文字の勉強をする方法をまとめました。
料理本を使って楽しく料理をすると、勉強に意欲的な子供になるので、親子で料理を楽しんでみてくださいね。
子供の料理本を選ぶときの3つのポイント
料理本は大人用と子供用のものがあり、大きく異なるのは漢字にルビがふってある点です。
【料理本を選ぶポイント】
- 写真とカラフルなイラスト付きかどうか
- ルビが振っているか
- 作業工程の写真はあるか
作業工程が分かる写真があると、子供が文字が読めなくてもどんな作業をすればいいか分かるので、料理を楽しむことができます。
①写真やカラフルなイラスト付きの料理本|スムーズに料理が作れる
子供向けの料理本は完成後の料理・作業工程は写真付き、ポイントや注意したほうがいいことはイラスト付きのものを選ぶと、親子ともに料理本の内容を理解しやすいです。
料理の写真があるといつものご飯を自分が作れるんだと子供のやる気もUPしますし、親はどこに注意してあげると良いのか分かります。
子供用の料理本はカラフルなものや上手に作るコツなどが分かりやすいものが多いですが、中には小さな文字しかない料理本もあって子供には読みにくいものも。
写真やイラストが適度に入っている料理本は、親子ともにどんな作業をするのか、どんなことに注意したらいいのかが分かりやすいので、スムーズに料理を作ることができます。
➁ルビが振っている料理本|漢字があっても読める
漢字にルビがふっている料理本は、作業工程や注意する所を子供だけで理解できるので、作業中に子供がけがをしてしまう可能性が減り、料理をより楽しむことができます。
また、料理本が一人で読めると料理へのやる気を引き出せるだけでなく、文字の勉強までできます。
うちの子の場合、漢字にルビのない料理本だと「どうすればいいの?」と不安そうにしていましたが、ルビのある料理本は「ここはこうするんだよ」「これ!キケン!」と楽しそうに読んでいました。
1人で料理本を読んで実践することでより文字への理解が深まりますので、漢字にルビをふっている本を選んで、色んな料理にチャレンジしてみてくださいね。
③作業工程の写真が多い料理本|子供が1人で料理を作れるように
作業工程の写真があると、どんな作業をすればいいか子供だけで理解し料理をすることができるので、自分で考えて行動する子供に育てることができます。
子供がどんな作業をすればいいのか理解できると、「どうすればいいの?」と不安な気持ちがなくなるので、楽しく料理に取り組むことが可能。
うちの子は料理本を見ながら「なんかこの写真とちがう気がする」、「こうすればいいのか!」と子供だけで色々なことに気づきながら料理にチャレンジしています。
どんな作業をするのかわかると子供1人で料理を作れるようになり、自分1人でできるんだという自信がつくので、何事にも意欲的に取り組めるようになります。
料理が初めての子供におススメの料理本3選
初めて料理をする子供向けの料理本は、ヤケドやケガをする可能性が少なく、簡単に作れるものがピッタリ。
【初めて料理をする子供におススメの料理本】
- おりょうりえほん
- かんたん15分!火も包丁も使わない魔法のレシピ
- ひとりでできる子どもキッチン
火や包丁を使わない料理だと小さな子供でもチャレンジできるものが多いですし、大きい子供なら計量から1人で料理に取り組むことができます。
【2歳~】読むと料理がしたくなる!クックパッド監修の「おりょうりえほん」
月額サービスで利用できる「おりょうりえほん」は小さな子供でも楽しめる料理の絵本で、WEBコンテンツではレシピ以外にも初めて料理を作る子供のサポート方法などが学べます。
「おりょうりえほん」は毎月1冊のオリジナル食育絵本が自宅に配送され、会員だけが利用できるWEBコンテンツでは親子料理レシピやお料理動画を見ることが可能。
WEBコンテンツでは、子供と料理をするときに気をつけた方が良いポイントや伝え方を学べるので、初めて料理をする子供のサポートがしやすいです。
レシピだけでなく食べ物クイズなど絵本もあり、食育をしながら料理の楽しさを学べるので小さな子供でも楽しめる料理本です。
【3歳~】子供だけで作れるレシピ多数「かんたん15分!火も包丁も使わない魔法のレシピ」
「かんたん15分!火も包丁も使わない魔法のレシピ」は火や包丁は使いませんが、電子レンジを使うレシピもあるので、あついものは危ないと理解できる3歳以上の子供向き。
包丁の代わりに手で材料をちぎるレシピや、炊飯器で調理できるレシピもあるので、初めて料理をする子供でもケガをする可能性が少ないです。
簡単なレシピが多いので小さな子供でもチャレンジしやすいですし、5~6歳の子供なら計量から完成まで1人で作れる料理も。
作業工程一つ一つが写真と一緒に説明されているので、初めて料理をする子供でもスムーズに料理に取り組めます。
▼▼子供1人で作れるレシピ多数!おやつを作ってみよう▼▼
6歳の子供だけで作れた「カラフル求肥」
「かんたん15分!火も包丁も使わない魔法のレシピ」の本で紹介されていたカラフル求肥は6歳の子供だけで作ることができました。
作業は分量をはかって・混ぜて・電子レンジで温め、片栗粉をまぶすだけととってもカンタン。
電子レンジで温めた求肥でやけどをするといけないので、「とっても熱いからから気をつけてね」と声かけ。
簡単に作れたのが楽しかったようで「また別の料理も作る!」と楽しそうに料理本を読んでいました。
【4~5歳以上】大きくなっても使える「ひとりでできる子どもキッチン」
まぜるだけ、のせるだけで作れる簡単な料理もたくさんのっていますが、火を使う料理も出てくるので4~5歳以上の子供向きの料理本。
料理に使う材料が詳しくのった写真があるので、何をどれだけ用意すればいいのかを子供1人でも理解しやすいです。
どんなものを用意すればいいか理解できると、のせるだけで作れるご飯やパンなら小さな子供でも1人で作れます。
レシピだけでなく買い物の方法や洗い物のルールものっており、料理に必要なものはこの一冊で学べるので、長く活用できる料理本です。
▼火を使わない簡単なものから定番料理まで!子供が一人で作れるレシピがいっぱい▼
火を使った料理ができるようになった子供向けの料理本2選
火を使った料理はヤケドの可能性があるので、「危ない!」「ダメ!」のお話がきけるようになってからチャレンジさせてあげましょう。
【火を使った子供向けの料理本】
- 10歳からのお料理教室
- フライパンで作るはじめてのごはん
火を使う料理は子供が料理に集中できるようになるまで待ち、のせるだけで作れる料理や電子レンジやオーブントースターを使う料理を作らせてあげてくださいね。
初めて火を使う料理を作るなら「10歳からのお料理教室」
10歳からのお料理教室は、10歳未満でも作れる簡単なおにぎりやサンドイッチのレシピものっています。
単品メニューだけでなく1食分のレシピものっているので、献立の立て方を教えることも可能。
うちの子の場合5歳からこの料理本を読みはじめ、「おにぎり」「みそ汁」「フレンチトースト」「オムライス」などを作りました。
定番料理がたくさんのっているので「これ知ってる!」と楽しみながら料理本を読んでおり、購入して1年たった今でも活用しています。
▼▼注意するポイントやおいしく作るコツがのっているので子供に料理を教えやすい▼▼
調理グッズ大活躍!6歳が作った「オムライス」
「10歳からのお料理教室」で紹介されているオムライスを当時5歳だった子供と作りました。
目が痛くなってしまう玉ねぎを切る作業を子供がいやがったので、「ブンブンチョッパー」を使ってみじん切りに。
卵を巻く作業はフライパンでさせるとヤケドをしてしまいそうだったので、お皿に盛り付けたチキンライスの上に卵をのせるだけにしました。
どれくらいの大きさに切ればいいのか、いつまで炒めればいいのか写真がしっかりのっていたので子供にとても教えやすく、やけどをすることなくオムライスを作ることができました。
火を使う料理になれてきたら「フライパンで作るはじめてのごはん」
「フライパンで作るはじめてのごはん」は、火を使った料理になれた子供やフライパンを支える力がついた子供向けの料理本です。
炒めるだけ、蒸すだけのレシピもあり、6歳の子供でも作れる料理がありましたが、フライパンを支える力がないので、まだチャーハンなどにはチャレンジしていません。
フライパンで作る料理となるとおかずだけと思いがちですが、パンやスイーツをフライパンで作るレシピものっています。
グラタンやカレーなど定番料理からパエリアやアクアパッツァなどのおしゃれな料理ものっているので、火を使った料理になれた子供に読ませてあげてくださいね。
▼▼火を使った料理になれた子供向け!定番料理からおかし作りまでできる料理本▼▼
6歳の子供が初めて生肉をさわった「中身いろいろ肉巻き」
「フライパンで作るはじめてのごはん」にのっていた中身いろいろ肉巻きを6歳のときにチャレンジしました。
生肉は雑菌がついており、小さな子供が生肉をさわった手を口に入れてしまうと食中毒になる可能性があるので、作業中は目をはなさないようにしました。
肉巻きは小さなフライパンでも炒めることができるので、6歳の子供でもフライパンを支えながら調理をすることができました。
「フライパンで調理しようと思ったけれどやっぱり心配だな」と思った時は、電子レンジでも調理可能なので、子供にあった調理法で料理をしてみてくださいね。
子供向け!初めてのお菓子作りを楽しめる料理本3選
おかし作りは気軽にチャレンジできるレシピが多いので、料理が初めての子供におすすめ。
【子供でもできるカンタンお菓子の料理本】
- はじめてのお菓子レッスン
- キッチンでおやつマジック
- お菓子な自由研究
料理本を選ぶときは、ラッピングの方法が書かれているのものにするとバレンタインなどのイベント行事でも活用できますよ。
イベントで使えるレシピ多数「はじめてのお菓子レッスン」
「はじめてのお菓子レッスン」は混ぜるだけでできる簡単なレシピものっているので、初めておかし作りをする子供向きの料理本です。
チョコレシピやラッピングアイデアもお菓子ごとにのっているので、バレンタインなどのイベントのときにも大活躍。
6歳の子供とシェイクやゼリー、フライパンを使ったクレープなどを作りましたが、作業手順の写真がのっているので、いつ何をすればいいのか子供に教えやすい本でした。
バレンタイン以外にも誕生日ケーキやハロウィンクッキーなどのレシピもあるので、子供とイベントごとをより楽しめるようになる料理本です。
▼▼初めての子供向き!お菓子のプレゼントやパーティーメニューまで作れちゃう▼▼
「スティックパイ」は失敗!色々なパイ作りを楽しめたよ
パイ生地でスティックパイにチャレンジしましたが、ねじるのも砂糖をかけるのも忘れたまま焼いてしまい大失敗。
しかし、パイ生地がふくらむ様子を見た子供が「どうしてふくらむの?」「他の形でもふくらむのかな?」と不思議がっていたのでスティック以外の形でチャレンジ。
星型やハート型にしたパイ生地をやいている間にふくらんで形が変わる様子を見て、子供はとても喜んでいました。
おかし作りはふくらんだり固まったり不思議な変化がたくさんあるので、子供と楽しみながらお菓子を作ってみてくださいね。
実験をしながらお菓子を作ろう!「キッチンでおやつマジック」
「キッチンでおやつマジック」は2~3つの作業だけでできる食べ物実験がたくさんのっており、実験を楽しみながらお菓子を作ることができます。
クイズ形式で食べ物実験がのっているので楽しく読むことができ、実験前後の様子が大きな写真でのっているので文字が読めない子供でも理解できていました。
「本当にこんなになるの?」「実験したい!」「本当になった!」「なんでだろう?」と子供の好奇心のままに食べ物実験をさせることで、分からないことを自主的に調べるように。
楽しくておいしい実験で子供が料理本に興味を持つだけでなく、自分で実験して調べる作業をすることで意欲的に勉強をする子供になりました。
▼▼子供が自主的に勉強へ取り組むように!親子で実験や観察の自由研究を楽しもう▼▼
子供のなぜ?にすぐ答えられる「お菓子な自由研究」
「お菓子な自由研究」はお菓子の作り方だけでなく、自由研究の方法やまとめ方がのっており、キッチンでおやつマジックよりも少し大きい子供向けの本になります。
お菓子がふくらむ理由や固まる理由が丁寧に解説されているので、子供がどうして?といった時に本を読めばすぐに答えられるのも魅力。
作業手順や注意点を写真で丁寧に解説されているので、普通のお菓子作りの本よりもどこを気をつければいいかが分かりやすいです。
説明が多い分文字の大きさが少し小さめですが、子供のなぜ?どうして?がすぐ理解できるので、好奇心いっぱいの子供向きの本です。
料理本を使って料理のついでに勉強!子供の国語力をあげる3つの方法
料理本を使って子供に3つの作業をさせると、文字の読み書きができるようになります。
【子供に文字の勉強をさせる方法】
- どの料理を作るか子供に決めてもらう
- 作り方を読ませる
- 材料をメモに書かせる
子供は料理を楽しいと感じると自主的に料理本を読んでくれるようになるので、親子で料理を楽しんでみてくださいね。
①【何を作るか決める】文字を読むきっかけ作りに最適
料理本を使って楽しく料理をすると子供が自主的に料理本を読むようになるので、文字の読み方を学ぶきっかけ作りに最適。
料理の名前は子供にとって身近なものなので、文字が読めなくても写真を見るだけで料理名を理解できます。
子供が何を作るか決めたら、料理本を見ながら「こんな材料が必要だよ」「次はこの作業をするよ」と声かけをすると、子供が料理本に興味をもちます。
料理本に興味を持つと子供が自発的にひらがなを読もうとするようになるので、親子で料理をするときは料理本を一緒に読んでみてくださいね。
➁【作り方を読ませる】文章を読み解く力がつく
子供向けの料理本なら簡潔な文章でどんなことをするか書かれているので、文字を覚えたての子供でも意味を理解しやすく、楽しみながら文章を読み解く力をつけられます。
ひらがなを覚えたての子供は文章の意味を理解することはむずかしいので、文章の意味を理解できるよう文字をたくさん読むなどの勉強が必要。
絵本を読むだけよりも、これからどんな作業をするのか料理本を見て実践するほうが、本に書かれている内容を理解しやすいです。
内容が理解できると子供はより料理本に興味を持ち、子供自身が進んで本を読むようになるので、どんどん料理本を読んで実践してみてくださいね。
③【材料を紙に書く】文字や数字の読み書きができるように
材料を書いたメモをもってお買い物をしたり、家で材料探しをさせると、子供が進んで書き取り作業をするようになるので、文字や数字の読み書きの勉強を楽しめます。
また、料理本にかかれている材料は文字が小さいことが多く、子供は読みにくいと感じるので材料を書きだすと料理の準備がスムーズに。
お買い物メモをもってお買い物をするとお金の勉強ができますし、計量するとき用のメモを書くと数字の勉強もできます。
料理をしながら文字や数字の読み書きを学べるので、楽しみながら書き取りをさせてみてくださいね。
料理を楽しみながら国語力UP!子供にあった料理本をえらぼう
子供向けの料理本はイラストや作業工程の写真がのっていて、漢字にルビがふってあるものを選ぶと良いです。
お料理をしながら文字や数字の勉強をすることができるので、声かけをしながらスムーズに文字の読み書きができるようサポートしてあげましょう。
ふくらんだり固まったり色々な変化をする料理は、子供の好奇心のままに色々チャレンジさせてあげると、分からないことは自分で調べる習慣がつきます。
子供のできることにあわせた料理本を選んで、親子で料理を楽しんでみてくださいね。
▼▼子供と料理をすると算数・地理・化学などの文字の勉強以外もできる▼▼